膝の痛みを伴う病気の原因と治療法:痛風

ビルに向かってガッツポーズをするビジネスマン

膝が痛くなると、関節の動きが悪くなる、腫れて熱を持つ、体全体に倦怠感が出るなどの症状が同時に出ることが多くあります。これは膝の痛みの原因が異なるからです。たとえば関節の損傷や腱の炎症といった膝周辺の不具合だけでなく、インフルエンザやリウマチのような一見膝と関係ない病気が原因となる場合もあります。

膝の痛みが現れたときに、同時に足の親指の付け根がひどく痛む、患部が赤く腫れて熱を持つ、といった症状が現れた場合、原因は痛風である可能性が高いです。

痛風は文字通り「風が吹いただけでも痛い」と言われるほどの激痛を伴います。初めての痛風発作の多くは、足の親指の付け根に突然激痛が走ることから始まります。しかし、痛風の初期症状から2~3日、長くても1~2週間ほど続いたあとに痛みが治まり、通常の生活ができるようになります。この時点で医師に相談しておくべきですが、そのまま放置しておくと再び発作が起きるようになります。発作が繰り返されるうちにその間隔が短くなり、痛みも強くなって、足首や膝など他の関節にも症状が広がっていきます。

痛風は、血液中の尿酸量の増加によって起こります。尿酸は水に溶けにくい性質で、体内で結晶化します。結晶化した尿酸が関節や腎臓に溜まると、炎症を起こして痛みを発生させます。尿酸は、肥満・過度の飲酒・プリン体を多く含む食品の過剰摂取・運動不足によって増えます。

尿酸量が多い状態を放置すると、炎症が慢性化して常に痛むようになります。痛風の完全な治療薬はまだ確立されておらず、尿酸の排泄促進剤、尿酸の生成抑制剤、炎症の鎮痛剤で投薬治療します。また尿酸量を増やさないように、生活習慣を見直すことも欠かせません。

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